バイオハッキングとは? それは、あなたの人生を大きく変えるための、新しい方法です。それでは、次に「どうすればバイオハッキングできるか?」を考えてみましょう。
バイオハッキングの趣旨を簡単におさらいすると、「QOL(生活の質)」のために行う行為全般を指します。
あらゆる人々が快適に感じる暮らしの中で、好奇心の赴くままに関心事を追求でき、知りたいと思ったらとことん学べること。
バイオハッキングは、いつでも最高の自分でいられるように、自身の身体の”バイオロジー(生態)”を”ハッキング”して、ライフスタイルに変化を加えるプロセスなのです。
今すぐ自分をバイオハッキングする方法
1. 除去食療法
食物アレルギーや消化で悩んでいたり、湿疹やニキビなどの肌トラブルがあったり、なかなか疲れが取れないと感じる人は、この方法でバイオハッキングしてみるのも良いかもしれません。
除去食療法というのは「自分の身体に合った食べ物」を選ぶことが目的であり、現在抱えている問題が食事による影響なのか、そうであればどの食べ物が影響を与えているかを特定するために行います。
まず3~4週間、アレルゲンとして知られる食品(卵、乳、小麦、落花生、えび、そば、かになど ⇒参照(PDF))を除外します。もしかしたら軽度だから気付いていないだけで、実は何らかのアレルギーを持っている可能性があるのです。
原因となりそうなものを食事から除外することで体内の炎症を減らし、身体を一度まっさらな状態にします。
その後、身体の反応や感覚を確かめながら、徐々に除外していた食品を摂っていきます。ひとつの食品につき、数日間続けて試してください。もしも刺激を感じる食品があったら、再び除外してみましょう。除外したあとに症状がなくなるかどうかを確認します。目的は、どの食品に対して抵抗が低いかを特定することです。
通院されている方や持病のある方など、すでに専門家の指導下におられる方は、無理に取り入れたりせず、まずは主治医の先生に相談してみてください。
2. 食事のタイミングを変える
シンプルに食事するタイミングを変えることでも、身体をバイオハッキングできます。
間欠的ファスティング(断続断食)は、「1日のうち、一定時間(たとえば12時間以上)は固形物を口にしない」という方法のことで、インスリン感受性にも関わりがあるとされ、人気が高まっています。
間欠的ファスティングは、脳に空腹を伝える“空腹ホルモン”のグレリンや、満腹感を脳に伝え、食べるのをやめさせるレプチンなどにもいい影響があると言われています。
3. より質の高い睡眠を取る
毎晩、十分な睡眠が取れなかったり、睡眠の質で悩んでいる方は要注意です。
慢性疾患や免疫力の衰え、うつ、集中力の欠如、イライラ、食欲の増加、ホルモン異常など、さまざまな健康問題のリスクを抱え込んでしまうことになります。
4. メディテーション(瞑想)
瞑想は、脳に対する究極のハッキングです。
痛みの軽減から睡眠の質の向上、炎症の低減、生産性の向上など、瞑想のメリットは計り知れません。ストレスや不安感に困っていたら、それらに対処する上で瞑想はとても効果的な方法です。
以上、バイオハッキングを始める4つの方法を紹介しました。
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